diff --git a/reference/errorfunc/constants.xml b/reference/errorfunc/constants.xml index 7870a22bb2..2ef4265856 100644 --- a/reference/errorfunc/constants.xml +++ b/reference/errorfunc/constants.xml @@ -1,259 +1,338 @@ - + &reftitle.constants; &extension.constants.core; - + + + 以下の定数 (対応する数値またはそのシンボル名) は、 + どのエラーを報告するかを指定するビットマスクとして使用します。 + ビット演算子 + を使用して、値を組み合わせたり特定のエラータイプを除外したりできます。 + + + + + &php.ini; では、対応する生の数値の代わりに定数名を使うことができます。 + ただし、&php.ini; では + |、 + ~、 + ^、 + !、 + & + の演算子のみが解釈されます。 + + + + - 以下の定数を&php.ini;で使用することができますが、 - httpd.confのようなPHPの外部では、 - 代わりにビットマスク値を使用する必要があります。 + PHP の外部では、シンボル名を使うことはできません。 + 例えば、&httpd.conf; の中では計算済みのビットマスク値を代わりに使わなければなりません。 - - - エラーとロギング - - - - - 定数 - 説明 - 注記 - - - - - 1 - - E_ERROR - (int) - - - 重大な実行時エラー。これは、メモリ確保に関する問題のように復帰で - きないエラーを示します。スクリプトの実行は中断されます。 - - - - - - - 2 - - E_WARNING - (int) - - - 実行時の警告 (致命的なエラーではない)。スクリプトの実行は中断さ - れません。 - - - + - - 4 - - E_PARSE - (int) - - - コンパイル時のパースエラー。パースエラーはパーサでのみ生成されま - す。 - - - + + + + E_ERROR + (int) + + + + 重大な実行時エラー。 + これは、メモリ確保の問題といった復帰できないエラーを表します。 + スクリプトの実行は中断されます。 + + + 定数の値:1 + + + - - 8 - - E_NOTICE - (int) - - - 実行時の警告。エラーを発しうる状況に遭遇したことを示す。 - ただし通常のスクリプト実行の場合にもこの警告を発することがありうる。 - - - + + + E_WARNING + (int) + + + + 実行時の警告 (致命的でないエラー)。 + スクリプトの実行は中断されません。 + + + 定数の値:2 + + + - - 16 - - E_CORE_ERROR - (int) - - - PHPの初期始動時点での致命的なエラー。E_ERRORに - 似ているがPHPのコアによって発行される点が違う。 - - - + + + E_PARSE + (int) + + + + コンパイル時のパースエラー。 + パースエラーはパーサでのみ生成されます。 + + + 定数の値:4 + + + - - 32 - - E_CORE_WARNING - (int) - - - (致命的ではない)警告。PHPの初期始動時に発生する。 - E_WARNINGに似ているがPHPのコアによって発行される - 点が違う。 - - - + + + E_NOTICE + (int) + + + + 実行時の注意。 + エラーを示しているかもしれない何かに遭遇したことを表します。 + ただし、スクリプトを問題なく実行しているときに起こることもあります。 + + + 定数の値:8 + + + - - 64 - - E_COMPILE_ERROR - (int) - - - コンパイル時の致命的なエラー。E_ERRORに - 似ているがZendスクリプティングエンジンによって発行される点が違う。 - - - + + + E_CORE_ERROR + (int) + + + + PHP の初期始動時点で発生した致命的なエラー。 + E_ERROR に似ていますが、 + PHP のコアによって生成される点が異なります。 + + + 定数の値:16 + + + - - 128 - - E_COMPILE_WARNING - (int) - - - コンパイル時の警告(致命的ではない)。E_WARNINGに - 似ているがZendスクリプティングエンジンによって発行される点が違う。 - - - + + + E_CORE_WARNING + (int) + + + + PHP の初期始動時点で発生した (致命的でない) 警告。 + E_WARNING に似ていますが、 + PHP のコアによって生成される点が異なります。 + + + 定数の値:32 + + + - - 256 - - E_USER_ERROR - (int) - - - ユーザーによって発行されるエラーメッセージ。E_ERROR - に似ているがPHPコード上でtrigger_error関数を - 使用した場合に発行される点が違う。 - - - + + + E_COMPILE_ERROR + (int) + + + + コンパイル時の致命的なエラー。 + E_ERRORに似ていますが、 + Zend スクリプティングエンジンによって生成される点が異なります。 + + + 定数の値:64 + + + - - 512 - - E_USER_WARNING - (int) - - - ユーザーによって発行される警告メッセージ。E_WARNING - に似ているがPHPコード上でtrigger_error関数を - 使用した場合に発行される点が違う。 - - - + + + E_COMPILE_WARNING + (int) + + + + コンパイル時の (致命的でない) 警告。 + E_WARNINGに似ていますが、 + Zend スクリプティングエンジンによって生成される点が異なります。 + + + 定数の値:128 + + + - - 1024 - - E_USER_NOTICE - (int) - - - ユーザーによって発行される注意メッセージ。E_NOTICEに - に似ているがPHPコード上でtrigger_error関数を - 使用した場合に発行される点が違う。 - - - + + + E_DEPRECATED + (int) + + + + 実行時の非推奨の注意。 + これを有効にすると、将来のバージョンで + 動作しなくなるコードについての警告を受け取ることができます。 + + + 定数の値:8192 + + + - - 2048 - - E_STRICT - (int) - - - コードの相互運用性や互換性を維持するために - PHP がコードの変更を提案する。 - - - + + + E_USER_ERROR + (int) + + + + ユーザーによって生成されるエラーメッセージ。 + E_ERROR に似ていますが、 + trigger_error 関数を用いて PHP コード上で + 生成される点が異なります。 + + + 定数の値:256 + + + + この定数を trigger_error と使うのは + PHP 8.4.0 で非推奨となりました。 + 代わりに、Exception を &throw; するか、 + exit を呼ぶことが推奨されます。 + + + + - - 4096 - - E_RECOVERABLE_ERROR - (int) - - - キャッチできる致命的なエラー。危険なエラーが発生したが、 - エンジンが不安定な状態になるほどではないことを表す。 - ユーザー定義のハンドラでエラーがキャッチされなかった場合 - (set_error_handler も参照ください) は、 - E_ERROR として異常終了する。 - - - + + + E_USER_WARNING + (int) + + + + ユーザーによって生成される警告メッセージ。 + E_WARNING に似ていますが、 + trigger_error 関数を用いて PHP コード上で + 生成される点が異なります。 + + + 定数の値:512 + + + - - 8192 - - E_DEPRECATED - (int) - - - 実行時の注意。これを有効にすると、 - 将来のバージョンで動作しなくなるコードについての警告を受け取ることができる。 - - - + + + E_USER_NOTICE + (int) + + + + ユーザーによって生成される注意メッセージ。 + E_NOTICE に似ていますが、 + trigger_error 関数を用いて PHP コード上で + 生成される点が異なります。 + + + 定数の値:1024 + + + - - 16384 - - E_USER_DEPRECATED - (int) - - - ユーザー定義の警告メッセージ。これは - E_DEPRECATED と同等だが、 - PHP のコード上で関数 trigger_error - によって作成されるという点が異なる。 - - - + + + E_USER_DEPRECATED + (int) + + + + ユーザーによって生成される非推奨メッセージ。 + E_DEPRECATED に似ていますが、 + trigger_error 関数を用いて PHP コード上で + 生成される点が異なります。 + + + 定数の値:16384 + + + - - 32767 - - E_ALL - (int) - - - 全てのエラーと警告。 - - - + + + E_STRICT + (int) + + + + PHP が実行時に発行する提案。 + コードの前方互換性を担保するために、実行中のコードについて改善が提案されます。 + + + 定数の値:2048 + + + + このエラーレベルは使われておらず、 + PHP 8.4.0 で非推奨となりました。 + + + + - - -
+ + + E_RECOVERABLE_ERROR + (int) + + + + キャッチできる致命的なエラーに相当する従来のエンジン「例外」(訳注: この文脈での括弧付きの「例外」は、Error が登場するより前に用いられていた例外の「ような」仕組みを指したものです)。 + Error に似ていますが、 + ユーザー定義のエラーハンドラー (set_error_handler を参照のこと) によってキャッチしなければなりません。 + キャッチされなかった場合、E_ERROR と同様にスクリプトの実行を中断します。 + + + 定数の値:4096 + + + + このエラーレベルは実質的に使われていません。 + 唯一発生しうるのは、&object; を bool として解釈するのに失敗したときだけです。 + これは、内部的なオブジェクトでしか起こりえません。 + + + PHP 8.4.0 より前のバージョンにおける最もよくある例としては、 + GMP インスタンスを条件式で使ったときです。 + + + + - - 上記の値(数値も論理値も)はどのエラーをレポートするかを指定する - ビットマスクを組み立てる。ビット演算子 - を使用して値を組み合わせたり特定のエラータイプをマスクすることができる。 - &php.ini; では'|', '~', '!', '^' および '&'のみが解釈されることに - 注意すべきである。 - -
+ + + E_ALL + (int) + + + + すべてのエラー、警告、注意を含んだビットマスク。 + + + 定数の値:32767 + + + + + -